助産師が教えるフォローアップミルクが必要か否か
10ヶ月が過ぎ
離乳食は3回食と言われるけど
離乳食がなかなか進んでないと
悩んでいるお母さんは多いと思います。
そんな時
育児本や周りのママさん
そして小児科の先生から
体重の増えも良くないからフォローアップミルクを
勧められることもあるかもしれません。
しかし
フォローアップミルクがどんなものかわからない
人もいるでしょう。
この記事を読むことで
フォローアップミルクがどんなもので
助産師の視点からみて
必要か否かがわかります。
逆に読まないと周りの意見に左右されて
フォローアップミルクを与えることにも
与えないことにも
不安を感じやすくなります。
そもそも
フォローアップミルクは牛乳の代わりに
作られたものです。
だからこそ結論
医学的には必ずしも必要ではない
ということが答えになります。
産まれてすぐから飲める育児用のミルクは
母乳の代わりとして作られており
中身の成分も母乳に似ています。
そのため母乳を与えられなかったり
上手く母乳を飲まない時に
必要な栄養として
飲ませることができます。
それに対して
フォローアップミルクは
離乳食期に足りなくなりがちな
栄養を補うためのものになりますが
牛乳にビタミンDや鉄分を
添加して作られたものです。
そして牛乳は本来牛の乳であり
人間の乳ではありません。
そのため
牛乳やフォローアップミルクに含まれている
カゼインというタンパク質は人にとって
腸に炎症を起こしやすいものに
なる可能性があります。
腸に炎症を起こすと
栄養吸収が阻害されたり
腹痛や下痢などの症状を起こしたり
アトピーやアレルギーになる
こともあります。
そんなリスクをおかして飲ませる
必要はないのです。
とは言っても
離乳食が進まないと
必要な栄養が取れない場合もあります。
特に
鉄分やカルシウムは
離乳食期の赤ちゃんにとって
大切な栄養の1つでもあります。
そんな大切な栄養を
確実に取る手段の一つとして
安全なサプリメントを
上手く活用することも手です。
サプリメントにもいろんな質のものがあります。
合成的に作られてるものもあれば
天然なものもあります。
お店やネットで売られている
子ども用のサプリメントが
必ずしも安全とは限りません。
どんな材料で
どんな作り方で
どんな世界的認証とっているか
そこを知って
できるだけ普段摂れる食べ物に近い
サプリメントをオススメします。
また
離乳食が進まないのは
他の理由がある可能性もあります。
その理由をいろんな角度から探してみることも
大切です。
離乳食を進めていくペースも
体重増加の発育曲線も
目安でしかないのです。
赤ちゃんの離乳食の進み具合や
体重増加にも個人差があり
その子の個性です。
育児書や母子手帳通りに進んでなくても
順調な場合もたくさんあります。
一番はお母さん自身が誰かと比べて
焦らないことです。
そしてまずは我が子がどんな食事をして
どんな栄養が摂れているか
逆に何が足りないのか
考えてみましょう。
フォローアップミルクは
それから自分の子どもに
必要か否か判断すると良いでしょう。